ライター・長野県立大学ソーシャルイノベーション創出センター(CSI)地域コーディネーター
山田太郎さん
【2013年卒】
インターンシップで訪れた辰野町に移住
中学時代は野球部、高校時代は陸上部に所属して、ほぼ部活しかしていなかった記憶があります。人との繋がりに関心はありましたが、結構自信がないタイプで周りからはおとなしい性格と思われていたかもしれません。
人に対する興味を実際の行動で発揮するようになったのは、大学生になってからです。高校1年生の時に東日本大震災の津波の映像を見て以来、ずっと興味のあった東北地方を大学1年生の時に訪れ、震災後のリアルな現場を見たことで地方創生の分野に関心が湧きました。そこで、学生が地方の新規事業などに携わる「地域ベンチャー留学」というインターンシッププログラムに参加し、長野県の辰野町に2カ月ほど滞在することになりました。説明に訪れた担当者は行政ではなく民間の方で、仕事というより個人として来ている感じで地域のアピールもそこまで強くせず、むしろ僕のやりたいことを聞いてくれたんです。他の自治体も候補にある中で辰野町を選んだのは、個人の思いを大切にしてくれたことが魅力的に映ったからです。